1.
桃園の契り/Peach Garden Oath (白)
ソーサリー
あなたがコントロールするクリーチャー1体につき、あなたは2点のライフを得る。

三人で酒飲む時は必ずこれをやる。

2.
蜀の輜重隊/Shu Grain Caravan (2)(白)
クリーチャー 人間(Human) 兵士(Soldier)
蜀の輜重隊が戦場に出たとき、あなたは2点のライフを得る。
2/2

このカードで輜重隊(しちょうたい)の読み方を知っていたお陰で
俺は先生から褒められた。高校で褒められた唯一の記憶だ…。

3.
人もどき/Anthroplasm (2)(青)(青)
クリーチャー 多相の戦士(Shapeshifter)
人もどきは、その上に+1/+1カウンターが2個置かれた状態で戦場に出る。
(X),(T):人もどきからすべての+1/+1カウンターを取り除き、
人もどきの上に+1/+1カウンターをX個置く。
0/0

やべーカード名。
「お前アンスロプラズムじゃん!」など人の悪口言う時に欠かせない1枚。

4.
テレパシー/Telepathy (青)
エンチャント
あなたの対戦相手は、手札を公開した状態でプレイする。

最初強いと思って使っていたが相手の手札が見えてても対処できなきゃどーしようもない。
MTGwikiでしばらくの間ヴィンテージで使われてるとか書いてあって????だったのが今見たら消えていた。
代わりに「統率者戦などの多人数戦ではカード1枚のディスアドバンテージは気にならないから有用」とか書かれていて
《秘儀の否定》が使われてる意味?????となってしまった。

5.
役畜/Beast of Burden (6)
アーティファクト クリーチャー ゴーレム(Golem)
役畜のパワーとタフネスは、それぞれ戦場に出ているクリーチャーの数に等しい。
*/*

デュエルマスターズで超強力クリーチャーとして紹介されたので800円で2枚買った。
記憶の中で最初に買ったシングルカード。
でも冷静に考えて他に生物5体並んでてようやく6マナ6/6が超強力なわけないだろ。俺の1600円は…。

6.
棘のスリヴァー/Barbed Sliver (2)(赤)
クリーチャー スリヴァー(Sliver)
すべてのスリヴァー(Sliver)・クリーチャーは
「(2):このクリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。」を持つ。
2/2

多くの人がそうであるように、初めてまともに60枚で組んだデッキはスリヴァーデッキだった。
とはいえパック剥いて出てきたり、人からもらったりしたスリヴァー全部突っ込んだ黒抜き4色で4積みのカードもなし。
しかし友達のデッキもそんな感じなので、グダグダになった結果こいつのおかげで+5/+0修正とかもでき、結構勝たせてくれた。

7.
瞑想/Meditate (2)(青)
インスタント
カードを4枚引く。あなたの次のターンを飛ばす。

大昔これ使われた後、こっちがエンドして…って言ったら
「じゃあアンタップ」って言って自分のターン飛ばさずに始めようとする人がいた。
その時は「うっかりしてたのかな」と思ったけど
他のマッチでも同じことやって指摘されてたからアレはワンチャン狙いだったのかな
現実のイカサマは想像以上に下らない方法で行なわれるから気をつけよう。

8.
前知/Precognition (4)(青)
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、対戦相手1人を対象とする。
あなたはそのプレイヤーのライブラリーの一番上のカードを見てもよい。
そうした場合、あなたはそのカードをそのプレイヤーのライブラリーの一番下に置いてもよい。

友達の《ブービートラップ》デッキに入ってた。
なんかどっかで見たテキストじゃないですか?
当時の開発はこれを5マナの効果だと思ってて、それは恐らく正解だった。

9.
旗印/Coat of Arms (5)
アーティファクト
各クリーチャーは、それと共通のクリーチャー・タイプを少なくとも1つ持つ、
戦場に出ている他のクリーチャー1体につき+1/+1の修整を受ける。

部族支援カード、EDHでもたまに見る。
INV-ODSのリス対立に突っ込んでいて、リスが全部5/5とかになるので楽しいのだが、
でかくしてもタップコストにあてなきゃいけないし、
リスがそれだけ並んでる場はもう勝ってる場なので、出す意味は薄かった。

10.
孵卵するスパイク/Spike Hatcher (6)(緑)
クリーチャー スパイク(Spike)
孵卵するスパイクは、その上に+1/+1カウンターが6個置かれた状態で戦場に出る。
(2),孵卵するスパイクから+1/+1カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体を対象とし、その上に+1/+1カウンターを1個置く。
(1),孵卵するスパイクから+1/+1カウンターを1個取り除く:孵卵するスパイクを再生する。
0/0

スリヴァーの次はスパイクデッキを使っていて、デカいし親玉みたいな感じだった。
実際に使ってるとカウンター移すだけなのにマナがいるせいでテンポ損が凄く、
当時の黒や赤の速度には追い付けない。
《スパイクの織り手》《スパイクの飼育係》が強い理由がわかる。

11.
玉虫色のドレイク/Iridescent Drake (3)(青)
クリーチャー — ドレイク(Drake)
飛行
玉虫色のドレイクが戦場に出たとき、いずれかの墓地にある
オーラ(Aura)・カード1枚を対象とし、それをあなたのコントロール下で
玉虫色のドレイクにつけた状態で戦場に出す。
2/2

いわゆる玉虫アルターのキーカード。たぶん初めて使われた純粋なコンボデッキ。
今見たらエラッタ1カ月で出たらしいけど、使われたのもっと後だったような…。

12.
調和ある収斂/Harmonic Convergence (2)(緑)
インスタント
すべてのエンチャントをそれぞれのオーナーのライブラリーの一番上に置く。

補充対策カード。当時補充はかなり高いデッキで、友達でちゃんと構築してるやつはいなかったのだが、
前も書いたように殺意低いデッキ同士でやりあってるためゲームが長引き、
最終的には補充引かれてしまうことが多かったのでこういうカードは必須だった。

13.
魔力流出/Energy Flux (2)(青)
エンチャント
すべてのアーティファクトは「あなたのアップキープの開始時に、
あなたが(2)を支払わないかぎり、このアーティファクトを生け贄に捧げる。」を持つ。

ヴィンテのワクショ殺し。
置ければもちろん強いが《磁石のゴーレム》や《アメジストのとげ》が4積みのころは
特に後手だとメインで3マナ出すこと自体が結構難しかった。
今はマナ拘束系が減ってきてるのでわりかし有用。

14.
血の猟犬 (2)(赤)
クリーチャー 猟犬(Hound)
あなたがダメージを与えられるたび、
あなたはそのダメージの点数に等しい数の+1/+1カウンターを血の猟犬の上に置いてもよい。
あなたの終了ステップの開始時に、血の猟犬からすべての+1/+1カウンターを取り除く。
1/1

パック剥いてる時にレアの上のカードをずらして確認していくと
クリーチャーで…1/1!?コストは…(2)(赤)!?
きた!《ゴブリンの太守スクイー》だ!となって無事爆死する。

15.
腐食バチ/Caustic Wasps (2)(緑)
クリーチャー — 昆虫(Insect)
飛行
腐食バチがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、
そのプレイヤーがコントロールするアーティファクト1つを対象とする。
あなたは、それを破壊してもよい。
1/1

《忍び寄るカビ》を持ってなかったので友達の《石臼》をぶっ壊すのに使っていた。
友達が《物語の円》を手に入れるまで…。

16.
スカイシュラウドのこぶ背獣/Skyshroud Ridgeback (緑)
クリーチャー ビースト(Beast)
消散2
2/3

《怨恨》持たせて殴ると強いんだけど、それは《怨恨》が強いんだよな。

17.
地雷持ち/Mine Bearer (2)(白)
クリーチャー 人間(Human) 兵士(Soldier)
(T),地雷持ちを生け贄に捧げる:攻撃しているクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
1/1

腐女子だ。

18.
廃止/Abolish (1)(白)(白)
インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、
平地(Plains)カードを1枚捨ててもよい。
アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。

ピッチ《解呪》。《水位の上昇》ぶち壊すのに一役買ってくれた。
このカードが収録されているプロフェシーは「最弱セット」「プロ屁シー」
「一番高いカードがコモン」など不名誉なあだ名が多いが
ピッチという絶対的に強いメカニズムならさすがにこのカードパワー。
もちろんこのサイクル全部強い…と思いきや《発生》だけはなかったことに…。

19.
冬月台地/Wintermoon Mesa
土地
冬月台地はタップ状態で戦場に出る。
(T):(◇)を加える。
(2),(T),冬月台地を生け贄に捧げる:土地2つを対象とし、それらをタップする。

弱いカード学会では超有名。《リシャーダの港》《黄塵地帯》《水位の上昇》
《からみつく鉄線》などの強力拘束カードの大トリに控えしがこれ。
リシャポがあるのにわざわざ弱くして刷った意味がよくわからない。
イラストはかなり綺麗。《謎めいた命令》のアレっぽい。

20.
思考吸飲/Thoughtleech (緑)(緑)
エンチャント
対戦相手がコントロールする島1つがタップ状態になるたび、
あなたは1点のライフを得てもよい。

特定の色を咎める、いわゆる色対策カード。
《寒け》《天界の粛清》《生命散らしのゾンビ》《紅蓮破》のような
強力カードがあるなかで、このカードのような対策になってないカードも数多い。
しかし「初心者はライフを大事にする」と言われる通り俺はしっかりサイドに2枚積んでいた。

21.
怒り狂うカヴー/Raging Kavu (1)(赤)(緑)
クリーチャー カヴー(Kavu)
瞬速 速攻
3/1

初の瞬速・速攻同時持ち。(当時は瞬速という言葉はなかったが)
今ならコモンでも違和感ないけど、なんとレア。
結構強いカードだったはずなのに時の流れを感じる1枚。

22.
ケルドの死滅都市/Keldon Necropolis
伝説の土地
(T):(◇)を加える。
(4)(赤),(T),クリーチャー1体を生け贄に捧げる:
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
ケルドの死滅都市はそれに2点のダメージを与える。

実質6マナ払って一体生贄にしてようやく2点?
強さが全く理解できなかったので当時ショップに来てた中学生に
「それ抜いたほうがいいよ」とアドバイスしてしまった。
この場を借りて謝罪させて頂きます。

23.
急流/Rushing River (2)(青)
インスタント
キッカー 土地を1つ生け贄に捧げる。
土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
急流がキッカーされていたなら、別の土地でないパーマネント1つを対象とし、
それをオーナーの手札に戻す。

カナスレで稀に採用されていた強力なバウンス呪文。
マナ否定戦略がハマってる状態だと
パーマネント2つ出し直してる間に殴り倒せるため、実質除去呪文として働く。
墓地が2枚肥えるので《敏捷なマングース》とも好相性。

24.
破壊的な流動/Destructive Flow(黒)(赤)(緑)
エンチャント
各プレイヤーのアップキープの開始時に、
そのプレイヤーは基本でない土地1つを生け贄に捧げる。

エクステンデッドではいわゆるフロウロックを使っていたので思い入れのある1枚。
一ターン目《深き闇のエルフ》から二ターン目に出てくるとそれだけで勝てるマッチもあった。
本当はこういうカードこそレガシーで使いたい。

25.
窒息の旋風/Suffocating Blast (1)(青)(青)(赤)
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。クリーチャー1体を対象とする。
窒息の旋風はそれに3点のダメージを与える。

《対抗呪文》+αサイクルの赤。なんと生物がいないと撃てない。
当時アポカリプスはレア期待値が高くて
剥けば剥くほど儲かるみたいなこと言われてたが
俺はこればっか引いてて別に儲からなかった(たぶん6枚くらいある)。

26.
神秘の蛇/Mystic Snake (1)(緑)(青)(青)
クリーチャー 蛇(Snake)
瞬速
神秘の蛇が戦場に出たとき、呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
2/2

《対抗呪文》+αサイクルの緑。
デザイン自体はめちゃくちゃ好き、最近強化版みたいのが出たけど。
カウンターがそのままタッパーになるのが強いと思って
リス対立に入れてたんだけど、マナコストが3以上によりすぎて事故死が多発した。

27.
包み込む炎 (赤)
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。包み込む炎はそれに1点のダメージを与える。
このターン、それは再生できない。
フラッシュバック(3)(赤)

同期でコモンの《炎の稲妻》に比べるとアンコモンのくせに今一つ影が薄い。
俺は《幽体オオヤマネコ》が嫌いすぎたので使っていたが、
《パッチワーク・ノーム》や《夜景学院の使い魔》など案外見れる範囲は広い。
プレイヤーにさえ撃てればもうちょっと…

28.
郷愁的な夢/Nostalgic Dreams (緑)(緑)
ソーサリー
この呪文を唱えるための追加コストとして、カードをX枚捨てる。
あなたの墓地にあるカードX枚を対象とし、
それらをあなたの手札に戻す。郷愁的な夢を追放する。

最初は騒がれてたけど結局使われなかったカードの1枚。
正直まだ強いと思ってる。EDHでワンチャンねーか?ねーか。

29.
セファリッドの密告者/Cephalid Snitch (1)(青)
クリーチャー セファリッド(Cephalid) ウィザード(Wizard)
セファリッドの密告者を生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。
それはターン終了時までプロテクション(黒)を失う。
1/1

トーメントは突出して黒が強いセットで、
他色にも黒を後押しするようなカードが何枚か配置されていた。
その中の一枚なのだが絶望的なマナレシオに対してこの能力。
黎明期ならともかく《野生の雑種犬》《獣群の呼び声》などクリーチャーインフレが
始まり出したオデッセイブロックにおいてこの弱さは芸術的だなと思ってしまう。

30.
藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper (1)(緑)(白)
クリーチャー カエル(Frog) ビースト(Beast)
カードを2枚捨てる:藪跳ねアヌーリッドを追放する。
次の終了ステップの開始時に、
藪跳ねアヌーリッドをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
3/4

《獣群の呼び声》環境において3マナ3/4というボディだけでも優秀なのに
《激動》をすり抜けるとんでもないカエル。
当時はまだダメージスタックがあって当て逃げが頻発したので、
初心者とやって揉めた記憶がある。《騒乱の崖地》とかもあったし。
まぁ当て逃げ自体は《霊体の地すべり》以降頻発するけど。

31.
ナントゥーコの追跡者/Nantuko Tracer (1)(緑)
クリーチャー 昆虫(Insect) ドルイド(Druid)
ナントゥーコの追跡者が戦場に出たとき、
あなたは墓地にあるカード1枚を対象とし、
それをオーナーのライブラリーの一番下に置いてもよい。
2/1

当時を知らないプレイヤーはなんじゃこのクリーチャーと思うかも知れないが
《生ける願い》から持ってこれる墓地掃除だったので重宝された。
出た後は2/1だが、この時代のクリーチャーは隠しテキストとして
飛行と(2)(白)で好きなプロテクションを得るという能力があったため
願いを除いても生物であることは重要だった。

32.
奉納/Oblation (2)(白)
インスタント
土地でないパーマネント1つを対象とする。
オーナーは、それを自分のライブラリーに加えて切り直し、その後カードを2枚引く。

確か出る前の評価が結構割れてたカードだった気がする。
まぁ案の定使われないんだけど。
Foilを持っていたので統率者人気で値段が上がってくるか?と思いきや
まさかのルール改定で再びどん底に。

33.
こじ開け/Break Open (1)(赤)
インスタント
対戦相手がコントロールする裏向きのクリーチャー1体を対象とし、
それを表向きにする。

弱いカード学会では超有名。大抵は2/2バニラより表面の方が
強いに決まってるので、撃つと自分が不利になる変わったカード。
仮に土地の予示や《生けるものの洞窟》でもアドバンテージを失ってる。
《墓火》、《菌獣の横行》など新規メカニズムの対策カードはどうも下手クソ。

34.
暴動/Insurrection (5)(赤)(赤)(赤)
ソーサリー
すべてのクリーチャーをアンタップし、ターン終了時までそれらのコントロールを得る。
それらは、ターン終了時まで速攻を得る。

リミテのスーパーぶっ壊れ。
単体でもアレだがこのカードの次のセットでLGN(全部生物)が来るのがイカれてる。

35.
千足虫/Gigapede (3)(緑)(緑)
クリーチャー 昆虫(Insect)
被覆
あなたのアップキープの開始時に、千足虫があなたの墓地にある場合、
あなたはカードを1枚捨ててもよい。そうした場合、千足虫をあなたの手札に戻す。
6/1

見た目以上にシブトいムカデ。
タフネス1だが隠しテキストで飛行を持っているのであまり問題にならない。
元祖発掘みたいな感じだが、ドローが止まらないのでマッドネスを誘発してくれる。

36.
ヒストロドン/Hystrodon (4)(緑)
クリーチャー ビースト(Beast)
トランプル
ヒストロドンがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
変異(1)(緑)(緑)
3/4

1stツイッターアイコン。通称トロ丼。
これも今見るとそうでもないけど、当時は発売前評価が割れてたカード。
同タイミングで出てくる《尊大なワーム》《貪欲なるベイロス》
《賛美されし天使》全部越えられないことに気づけず、
ばあちゃんから貰った参考書代にてFoilを6800円で買った。
この場を借りて謝罪させていただきます。

37.
萎縮した卑劣漢/Withered Wretch(黒)(黒)
クリーチャー ゾンビ(Zombie) クレリック(Cleric)
(1):墓地にあるカード1枚を対象とし、それを追放する。
2/2

インカーネーション殺しにして、LGNの数少ないエクステンデッド級カード。
《漁る軟泥》と比べるのはやめろ。

38.
墓所スリヴァー/Crypt Sliver (1)(黒)
クリーチャー スリヴァー(Sliver)
すべてのスリヴァー(Sliver)は「(T):スリヴァー1つを対象とし、それを再生する。」を持つ。
1/1

友達が白黒スリヴァーデッキを使っていて、俺はレッドゾーンを使っていたため、
これが定着すると《栄光》以外の勝ち筋が消滅してしまうという厄介なクリーチャー。
レガシーでは色の問題及び《水晶スリヴァー》と相性が悪いため日の眼を見ることはない。
《精油スリヴァー》《板金スリヴァー》あたりと一緒に
モダンで使えてもいいんじゃないかと思うが
共有能力が変化した今二度と見えることはなさそうなので残念。

39.
ドラゴンの息/Dragon Breath (1)(赤)
エンチャント オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは速攻を持つ。
(赤):エンチャントされているクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
点数で見たマナ・コストが6以上のクリーチャーが戦場に出たとき、
あなたは「あなたの墓地にあるドラゴンの息をそのクリーチャーにつけた状態で戦場に戻す」ことを選んでもよい。

スカージはマナコストの重い呪文(≒ドラゴン)支援呪文が多く、これもその1枚。
オースに入れておくと、墓地に落とされたこれがそのまま
場に出た《グリセルブランド》や《引き裂かれし永劫、エムラクール》に
エンチャントされ速攻を得てゲームエンドまでもっていける。
この場合オマケみたいについてるパンプ能力もキルターンを早める上でバカにならない。

40.
邪神の寺院/Temple of the False God
土地
(T):(◇)(◇)を加える。この能力は、
あなたが土地を5つ以上コントロールしているときにのみ起動できる。

土地5枚からさらにマナを伸ばすが《永遠のドラゴン》、《正義の命令》があったため
マナはいくらあっても困らなかった。
スカージ版とデュエルデッキ版で邪神の捉え方が違う。
こういう次元に沿ってカード名の解釈を変えるのはあついっすね。

41.
ブルードスター/Broodstar (8)(青)(青)
クリーチャー — ビースト(Beast)
親和(アーティファクト)
飛行
ブルードスターのパワーとタフネスは、あなたがコントロールする
アーティファクトの数に等しい。
*/*

結果的に禁止カード出しまくった親和デッキだが、
MRDまでのブルード親和はまだ常識的だった。
親和の額面状重いカードが、前スカージの《分散の盾》《流れ込む知識》などの
重マナ支援とシナジーしてるのが美しい。
RTRの混成と信心デッキの関係に似ている。

42.
オーリオックの鋼打ち/Auriok Steelshaper (1)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
あなたが支払う装備コストは(1)少なくなる。
オーリオックの鋼打ちが装備しているかぎり、
あなたがコントロールする兵士(Soldier)か
騎士(Knight)である各クリーチャーはそれぞれ+1/+1の修整を受ける。
1/1

《銀騎士》が出ることを見越したのか騎士も強化してくれるナイスロード。
もともとそこそこの存在感を示していたが、さらにDSTで《頭蓋骨絞め》を獲得。
こいつがいると《急報》が2マナ4ドローとかになり滅茶苦茶強化された。
実際にはさらに強化された他のデッキのせいで絞めが禁止になってしまったのはご存じの通り。

43.
チス=ゴリアの歯/Tooth of Chiss-Goria (3)
アーティファクト
瞬速 親和(アーティファクト)
(T):クリーチャー1体を対象とし、それはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。

これが大真面目にデッキに入ってた環境、恐ろしくないですか?

44.
酸化/Oxidize(緑)
インスタント
アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。それは再生できない。

《溶接の壺》をぶち抜く最強の土地破壊カード。
褒賞プロモテキストレスの神河解釈イラストがきれいだから見てちょ。

45.
炉のドラゴン/Furnace Dragon (6)(赤)(赤)(赤)
クリーチャー ドラゴン(Dragon)
親和(アーティファクト) 飛行
炉のドラゴンが戦場に出たとき、あなたがそれを手札から唱えた場合、
すべてのアーティファクトを追放する。
5/5

2ndツイッターアイコン。
こんな能力だけど親和に入っていて、自分が吹き飛ぶけど
相手も吹き飛ぶから5/5飛行がいるこっちのほうが有利という発想はよい。

46.
レオニンのボーラ/Leonin Bola (1)
アーティファクト 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは「(T),レオニンのボーラをはずす:
クリーチャー1体を対象とし、それをタップする。」を持つ。
装備(1)

コモンにこれが存在しているリミテッド環境、恐ろしくないですか?

47.
空虚への扉/Door to Nothingness (5)
アーティファクト
空虚への扉は、タップ状態で戦場に出る。
(白)(白)(青)(青)(黒)(黒)(赤)(赤)(緑)(緑),(T),空虚への扉を生け贄に捧げる:
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、このゲームに敗北する。

新枠になって気合が入ったのか、ミラディンには《白金の天使》《精神隷属器》
《血清の粉末》みたいなルールへの干渉度が今までと段違いなカードが多い。
これも対戦相手を破壊する書式だったらしいが現在のテキストになったためそれらほどのインパクトはない。
再録されたISD-RTR環境では《遥か見》《彩色の灯篭》《レインジャーの道》あたりで
マナを捻りだして使ってた。バントがゲーム引き延ばしてくるので
つきあわずに勝てるのは強み。土地が伸びる為《世界火》+《スラーグ牙》のプランもとれる。

48.
仕組まれた爆薬/Engineered Explosives (X)
アーティファクト
烈日
(2),仕組まれた爆薬を生け贄に捧げる:点数で見たマナ・コストが、
仕組まれた爆薬の上に置かれた蓄積カウンターの数に等しい、
土地でない各パーマネントを破壊する。

ずーっと2000円しないくらいのカードだったので
4年くらい前に5DN英Foilを3000見で交換したことを未だに後悔している。合掌。

49.
忌みの像/Imi Statue (3)
アーティファクト
プレイヤーは、各アンタップ・ステップに1個より
多くのアーティファクトをアンタップできない。

恒例の後のセットでの対策カード。
一応持っていたが親和はマナを使わずに展開できること、
《電結の荒廃者》《大霊堂の信奉者》《頭蓋囲い》などにより
1体で殴り殺すことが可能なことから、これを置いてなお手遅れなことが多く
親和が禁止された後はしめやかにスタンダードを去った。
僕もこのカード見てセンスなさすぎると思ってMTGから去った。

50.
姥の仮面/Uba Mask (4)
アーティファクト
プレイヤー1人がカードを引くなら、
代わりにそのプレイヤーはそのカードを表向きに追放する。
各プレイヤーは、このターンに自分が姥の仮面によって
追放されたカードをプレイしてもよい。

カードを引く事を置換するので奇跡に強いカードみたいなことを言われていた。
実際に奇跡相手にメイン4マナ通すことの大変さを知っていれば…。

51.
戦争のアスラ、ジェナーラ/Jenara, Asura of War (緑)(白)(青)
伝説のクリーチャー - 天使(Angel)
飛行
(1)(白):戦争のアスラ、ジェナーラの上に+1/+1カウンターを1個置く。
3/3

10回に9回はテキスト確認される統率者。
盤面やアドバンテージに関与する能力がなく、EDHにおいては実質的にはフレンチバニラのようなものだが色が強いので肯定される。
実際この色のトップには《浄火の戦術家、デリーヴィー》がおり、殴りジェネラルとしては《数多のラフィーク》に劣るため影は薄いがその分回りのヘイトが低いのはメリットと言えなくもない。
《種子生まれの詩神》置くと無茶苦茶サイズアップできることもある。

52.
極楽鳥/Birds of Paradise (緑)
クリーチャー 鳥(Bird)
飛行
(T):好きな色のマナ1点を加える。
0/1

MTGを全然やらなくなって5年後くらい経った後、
映画の時間待ちに何の気なしに近くのカードショップ入ったら
2000円のはずのバッパラが320円で売っていて、
は???このゲームどうなってるんだ???と思って4枚買った。
それが復帰するキッカケとなった。

53.
アージェンタムの鎧/Argentum Armor (8)
アーティファクト 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+6/+6の修整を受ける。
装備しているクリーチャーが攻撃するたび、
パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
装備(6)

復帰した当時は1000円以上のカードなんて絶対買いたくなかったので
白単アーマーという、高くてもせいぜい1枚800円のデッキを使っていた。
安価デッキの宿命として安定性が無茶苦茶低いのであんまり勝てず
結局デッキを強化するためにちょっとならいいかと思って緑白にするため
2000円の《復讐蔦》を4枚買ってしまったのが現在まで続く過ちの始まりとなる。

54.
荒廃後家蜘蛛/Blightwidow (2)(緑)(緑)
クリーチャー 蜘蛛(Spider)
到達 感染
2/4

ミラディン包囲戦私的トップコモン。
基本的に感染持ちはネタ元より重くなるのが常なのだが
これだけは《大蜘蛛》と比較してレシオが変わっていない謎の優遇っぷり。
新たなるファイレクシア以降は接合者サイクルなどの存在から
3/3レベルを見ることも多く戦線を完全に膠着させる。

55.
忠実な軍勢の祭殿/Shrine of Loyal Legions (2)
アーティファクト
あなたのアップキープの開始時か、あなたが白の呪文を唱えるたび、
忠実な軍勢の祭殿の上に蓄積(charge)カウンターを1個置く。
(3),(T),忠実な軍勢の祭殿を生け贄に捧げる:
忠実な軍勢の祭殿の上に置かれていた蓄積カウンター1個につき、
無色の1/1のマイア(Myr)・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。

SOM-ISDスタンダード、世はまさに大デルバー時代。
デルバーを使うのも面白くなかった俺は、
軽い除去と飛行トークンを複数用意できるために比較的相性が良かった黒白トークンを使ってた。
この祭殿は最適な起動タイミングを選ぶ上、マイアトークンが《清浄の名誉》の
修正を受けられないのでかなり使い方が難しい。
ちなみにトークンデッキは全体除去、置物破壊、トランプルを持つケッシグに弱いという致命的な弱点がある。

56.
防御姿勢/Defensive Stance (青)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは-1/+1の修整を受ける。

弱いカード学会では超有名なカード。
シンプルにテキストが短くて弱いのは芸術点が高い。
このすぐ後に《接地》-(1)(緑)オーラ、つけられている生物飛行を失う-というカードも登場しオーラにも勢いが出てきた。

57.
雲隠れ/Cloudshift(白)
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、
それを追放し、その後そのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。

未だに覚えているミスなんだが。
相手は外人で、《審判官の使い魔》と《ウルフィーの銀心》を結魂させて
5/5飛行と8/8を作り出し、平地1枚立て手札1枚残してエンド。
ライフ5で絶対に放置できないこちらは、まず《ミジウムの迫撃砲》超過で全体4点を与え、
その後《火柱》で《使い魔》に2点を追撃。《使い魔》が死ねば
結魂が外れて《銀心》も死ぬはずだった。
ところが向こうは「ボーン!!」というクソでかい声出して
《雲隠れ》で《使い魔》をブリンクしてきた。
「《火柱》が立ち消え《迫撃砲》のダメージが清算された《使い魔》が
再び《銀心》と結魂したら水の泡…」と考えた俺はそのまま投了した。

だけど帰りによくよく考えると《雲隠れ》が解決された後
《使い魔》が《銀心》と結魂するまでは《銀心》は4点食らった4/4で死んでるため
「ボーン!!」でもなんでもないし、ただの投了損だった。

負けは負けだが、しかしこのことから
相手のリアクションや予想外のカードに惑わされず、
きちんと盤面とスタックを確認する事が大事だと学ぶことができた。

58.
血統の切断/Sever the Bloodline (3)(黒)
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とし、それと、そのクリーチャーと
同じ名前を持つ他のすべてのクリーチャーを追放する。
フラッシュバック(5)(黒)(黒)

相手の《高原の狩りの達人》に撃ったら
自分の狩達も飛んで、ブロッカー足りずに死んだ。

59.
月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage (3)(青)(青)
伝説のプレインズウォーカー タミヨウ(Tamiyo)
[+1]:パーマネント1つを対象とし、それをタップする。
それはそれのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
[-2]:プレイヤー1人を対象とする。
そのプレイヤーがコントロールするタップ状態のクリーチャー1体につきカードを1枚引く。
[-8]:あなたは「あなたの手札の上限はなくなる」と
「いずれかのカードがいずれかの領域からあなたの墓地に置かれるたび、
あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。」を持つ紋章を得る。
4

マジで唐突に出てきた神河人。能力よりも顔のほうれい線模様が話題だった記憶。
いわゆるテンプレートPW(+でドロー、-で除去)とは逆に+で除去、-でドロー。その分ちょっと不確実。
SOM-ISDは速攻、除去耐性、二面展開が多くPWの人権が低い時期のため5マナはちょっと重たかった。
手札がしょぼい状態で奥義使ってしまいそのまま負けたことがある。

60.
刺し傷/Stab Wound (2)(黒)
エンチャント オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは-2/-2の修整を受ける。
エンチャントされているクリーチャーのコントローラーのアップキープの開始時に、
そのプレイヤーは2点のライフを失う。

この時期のリミテでの《群れネズミ》のヤバさは有名だが、
コモンのこいつはたくさん見る為こっちのほうが嫌いだった。

61.
集団疾病/Illness in the Ranks (黒)
エンチャント
クリーチャー・トークンは-1/-1の修整を受ける。

ISDやセレズニアのトークン戦略の重石として刷られたんだろうが
《僧院の導師》が強すぎるので、制限されるまでは
ヴィンテージのサイドボードにぶっこまれていた。
オースにも刺さるので案外多芸なカード。

62.
ラクドスの魔鍵/Rakdos Keyrune (3)
アーティファクト
(T):(黒)か(赤)を加える。
(黒)(赤):ターン終了時まで、ラクドスの魔鍵は先制攻撃を持つ
黒であり赤である3/1のデビル(Devil)・アーティファクト・クリーチャーになる。

ISD-RTR環境には最初ジャンドから入ったためお世話になった。
当時の環境には《スラーグ牙》というMTGを知らない人が作ったカードがあるため
3/1先制攻撃がそれなりに役だつ場面も多い。

63.
戦導者のらせん/Warleader’s Helix (2)(赤)(白)
インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
戦導者のらせんはそれに4点のダメージを与え、あなたは4点のライフを得る。

「プロフェシーの再来」「福袋のスぺーサー」「ドラゴンの迷路なのにドラゴンを冠するカードが1枚しかない」「一番高いのが《復活の声》Foil、二番目に高いのが《復活の声》、三番目に高いのが《復活の声》トークン(当時)」など悪評が多いこのブロックだが、
《稲妻のらせん》という絶対的に強い呪文ならさすがに…とはいえ2マナも太ってしまったのは痛い。
こんなになってしまったのは《瞬唱の魔道士》というカードのせいらしい。

64.
悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver (1)(青)(黒)
伝説のプレインズウォーカー アショク(Ashiok)
[+2]:対戦相手1人を対象とする。
そのプレイヤーのライブラリーの一番上から3枚のカードを追放する。
[-X]:悪夢の織り手、アショクによって追放された、点数で見たマナ・コストが
Xのクリーチャー・カード1枚をあなたのコントロール下で戦場に出す。
そのクリーチャーは、他のタイプに加えてナイトメア(Nightmare)でもある。
[-10]:すべての対戦相手の手札と墓地にあるすべてのカードを追放する。
3

旧2chで「もしラヴニカ落ちるまでにアショクが大活躍したらケツからマカロニグラタン食ってやるよ」というレスがあったせいでケツマカロニと呼ばれていた、風評被害甚だしいカード。
3マナで即忠誠度5までもっていけるのを評価する層と、出たターンは何もせず、次のターンも何もしないかもしれずと能力の悠長さを指摘する層と割と賛否両論だった。
最終的にラヴニカが落ちるまでは信心デッキが幅を利かせていたのもあってあまり活躍できずケツは守られた模様。
自分もエスパーコントロールで使ったが3マナは《解消》《英雄の破滅》を構えたいのでイマイチ。
ドラフトでは何度も勝たせてくれたので神。

65.
タッサの使者/Thassa’s Emissary (3)(青)
クリーチャー エンチャント カニ(Crab)
授与(5)(青)
タッサの使者かエンチャントされているクリーチャーが
プレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、カードを1枚引く。
エンチャントされているクリーチャーは+3/+3の修整を受ける。
3/3

オーラを目立たせるために授与というシステム作ったはいいが
壊れになることを恐れかなり慎重な調整をしてきた結果、
全体的にリミテベースの強さに収まってしまった。
こいつはリミテでよく使ったカード。
6マナはちと重いが+3/+3の1ドローはどちゃくそ強い。

66.
都市国家の神、エファラ/Ephara, God of the Polis (2)(白)(青)
伝説のクリーチャー エンチャント 神(God)
破壊不能
あなたの白と青への信心が7未満であるかぎり、
都市国家の神、エファラはクリーチャーではない。
各アップキープの開始時に、その直前のターンにあなたがあなたのコントロール下で
他のクリーチャーを戦場に出していた場合、カードを1枚引く。
6/5

神々の軍勢のいわゆる小神サイクル。
小神全般に言えるが信心7は見た目以上に重い。
俺はこいつが強いと思って1000円で2枚買ったがいまいち。

コメント

twelve01100
2018年9月19日17:47

すごい読み応えじゃないですか!
まだ続きあるなんて楽しみです。

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